川崎市民ミュージアム
~ 「都市と人間」を基本テーマし、川崎のまちの躍動感を反映 ~
特別展『妖怪/人間―ファンタジーからリアルへ―』
妖怪は、古代から科学では説明できない現象を引き起こし、人々に恐れられてきた存在です。不可思議な現象だけでなく異形の存在もまた、妖怪になぞらえて伝えられています。一方で、近代を迎え科学技術が発達すると、妖怪のような目に見えない存在よりも、人間そのものによって生みだされる欲望や恐怖が浮き彫りになっていきます。明治時代には、日清戦争・日露戦争という二度の対外戦争によって、人間による所業の恐ろしさが強調されていきました。本展では、近世から近代にかけて人々が抱いた恐怖や畏怖の対象が、妖怪から人間、ファンタジーからリアルになっていく様子を、「妖怪」と「ヒト」の境界線に注目し、市民ミュージアムの多様な収蔵品約100点から辿ります。
開催日時 2019年 9月14日(土)
集合場所:JR線・東急東横線 武蔵小杉駅
11:30開始 ~ 15:00頃 終了予定
ランチ:創作和食「NATURA MARKET」を予定