神奈川県立歴史博物館 企画展『重要文化財修復記念 十王図』
神奈川県立歴史博物館~ ネオ・バロック建築が象徴の「かながわの文化と歴史」を総合的に扱う唯一の博物館 ~
企画展 『重要文化財修復記念 十王図』
十王とは、人の死後に亡者の罪の軽重をただすと考えられた十人の判官を指し、唐時代中後期成立の経典に説かれ信仰が盛んとなってから、断続的に絵画化されました。日本においては大陸制作の請来仏画を範として写本が多数制作されましたが、たとえ同一系統の転写本であっても、細部の図像にはそれぞれ違いが見て取れます。見えないはずの冥界を可視化し、その画像の前で自らの死後の安楽を願い、また近親者の冥福を祈る、そして大切な一具の十王図をときに修理しながら守り伝える。図像転写の具体相や解体修理で判明した過去の修理の痕跡を確認しながら、十王図を作り、いまに伝えた人々の思想を考えます。
開催日時 2021年 8月20日(金)
集合場所:みなとみらい線馬車道駅 11:30開始 ~ 14:30頃終了予定
ランチ:「ラ・テンダロッサ」を予定
参加費 7,000円(資料代・昼食代・チケット代込み)