東京の母なる海「東京湾」は、その周辺に人が棲むようになった3万年以上前から今日まで様々なかたちで暮らしを支えてきました。
様々な恵みが獲られる漁場としてはもちろん、水上交通の起点・集約点でもあり、また、人々が生活を営む上で直面したゴミや新たな生活スペースの確保と言った様々な問題を一身に引き受けています。
この会では、東京湾の沿岸及びかつての海岸線、さらに、湾内に造られた施設等を巡り、重層性・多様性に富む東京湾とその利用の歴史を紐解いていきます。
6月1日の「東京湾を知るフィールドワーク」では、神奈川湊をご案内。
午前中は神奈川台場の遺構を巡ります。
勝海舟が設計し、伊予松山藩が造営・守備した神奈川台場。
漁師町の名残がある、狭い住宅地の奥に石垣が。
星野町公園に面した、勝海舟の名を冠するレジデンスの一階にある店舗内にも、石垣が残っている。